皆さん、こんにちは。
南波真之(なんばさねゆき)と申します。
PicoCELAやそれを取り巻く市場や環境について、様々な角度からお伝えしていきたいと思います。
今回は、Wi-Fiを工場やプラントなどで活用するということを考えてみます。実は、PicoCELAのメッシュWi-Fi技術は工場やプラントでの導入が進んでおり、これにより工場やプラントのDX化を推し進めています。
PicoCELAとは、メッシュ技術を用いたWi-Fiのことを言います。メッシュ技術とは、メッシュ(網の目)状にネットワーク環境を構築する仕組みのことで、まずインターネット回線に接続するメインルーターを設置し、メインルーターと連携ができるサテライトルーターを複数設置することでWi-Fiが接続できる範囲を拡張できるようになります。
工場やプラントでPicoCELAのWi-Fiが利用されるようになっている背景
さて、そんなPicoCELAですがなぜ工場やプラントで利用が進んでいるのでしょうか。
それにはいくつかの要因がありますが、今回は3点に絞って説明していきます。
- 業界の人材不足とDX化
- 屋外のWi-Fi環境対応
- 低コストかつ短期でのWi-Fi環境構築
1.業界の人材不足
まずは、業界の人材不足です。経済産業省 製造産業局の資料によると、人手不足は、94%以上の大企業・中小企業において顕在化しており、32%の企業は、「ビジネスにも影響が出ている」という回答結果が出ていることがわかります。
工場やプラントを所持しているような業種業態では大きな問題として認識されている割合が高いという結果のため、人手不足は深刻であることがわかります。
こうなると技術を持った人を増やすという考えに至るのですが、昨今の技術革新を背景にしたDX化という選択肢も考えるべきです。技術の力で少ない人数でのオペレーションを実現することも可能だからです。例えば、センサーやカメラの設置をして設備や商品の管理をする、設備の修繕や増強の判断を行うなどがあり、PicoCELAの活用としてもご要望は多くいただいているところです。
2.屋外のWi-Fi環境対応
工場やプラントの場合は、大規模な土地にいくつもの設備がある場合が多いです。
こうなると、屋内と同様に屋外でも通信環境が整っている必要があります。屋外にはそもそも機器を設置するのが難しい、仕事で利用できるだけの通信環境の提供が難しいなどで大きな問題になることがありますが、PicoCELAの場合は耐久性の高い屋外専用の機器があるため対応が可能です。
3.低コストかつ短期でのWi-Fi環境構築
PicoCELAのメッシュ技術を用いたWi-Fi環境の構築の場合、有線LANのWi-Fi環境設置の場合に多く必要となるケーブルが最低限で済みます。
そのため、有線LAN環境の構築と比較して工期は3分の1、工事費用は3分の1以下に抑えられることが多いため、既存の運用を妨げることなくWi-Fi環境の設置が可能になります。また、部分的に繋がりにくいエリアがあるなどの場合でも修正が容易にできますので工場やプラントなどの屋外利用の需要がある場合には最適と言えます。
PicoCELA(ピコセラ)
PicoCELA(ピコセラ)は、冒頭に説明しましたメッシュWi-Fiの一種で、バックホール機能を搭載した無線LANアクセスポイントです。
室内外でのWi-Fi環境構築を最低限の配線のみでスピーディーに実現できるため、設置コストの削減に加え、クラウド管理システムPicoManagerを利用することによりPCでの遠隔管理システムも提供しています。
ご興味がある方は以下のPicoCELAのページ、YouTubeチャンネルもぜひご覧ください。