この電力プラントではかねてから所内のWiFiネットワークの構築を検討されていましたが、所内への有線LANケーブル敷設の際に発電を停止しなければならなかったため、断念してきました。PicoCELAであれば、アクセスポイント間を無線で多段階接続でき、その場合でも通信速度の劣化が極めて少ないことから、今回導入に至りました。
設置に当たっては、PicoCELAコア機5台のみが有線LANケーブル接続となり、他の23台は全て無線LANで接続されています。所内4万平米のエリアを28台のPicoCELAで連続WiFi環境を構築しています。有線LANケーブルでアクセスポイント間を接続した場合と比べると、工期は1/3、工事費用は1/4に短縮できました。
なお、今回のシステムは中央制御室から現場の検査員がスマートフォンで撮影した動画をもとに指示を出せるようなシステムです。本スマートフォンはPicoCELAで構築された所内の閉域WiFiネットワークにのみ接続できるように設定されており、システム管理者が指定したアプリケーションのみインストールできるように設定しているため、専用端末と同じレベルのセキュリティを実現しています。
本適用例に興味がある方は以下の詳細をご覧の上、SCSKまでお問い合わせください。
お客様の課題:
・屋外のWiFiアクセスポイント間の有線LANケーブル敷設費用と時間、メンテナンス費用が負担になることが想定されていた。
・風雨に耐えられる屋外用WiFiアクセスポイントを設置したかった
導入構成:
・PCWL-0410 28台
有線接続はPicoCELA5台のみです。メッシュWiFiを実現するためにPicoCELAを5つのグループに分けて無線中継を行い無線LANネットワークを構成しています。
※PCWL-0410については以下をご覧ください。
PicoCELAの採用メリット:
・防塵・防水用対応のPCWL-0410によって所内での安定的なWiFiネットワーク構築ができた
・従来の他社製品と比べアクセスポイント間の有線LANケーブルが必要なくなったことで、発電を止めることなく、設置ができた。
・従来の無線LANアクセスポイントの数は他社製品と比べ少なく済んだ
・構築工数は他社製品と比べ1/3に短縮できた
・構築費用は他社製品と比べ1/4に圧縮できた