この精密機械プラントでは、インダストリアルIoTを採用し、各製造工程の検査や記録の自動化と一連のサプライチェーンの可視化を行うことで、より効率的な生産工程を実現したいと考えていました。その実現のためには、各製造機械同士をネットワークで連携することが求められており、全てをWiFiで接続することを考えていました。
同時に屋外のタンクやケーブルなどの監視をカメラやセンサーを行うことで屋外の検査、監視の自動化も実現したいと考えていました。
そこで、アクセスポイント間を無線接続でき、中継時の通信劣化が極めて少ないPicoCELAが屋内外のWiFi/無線LAN用のアクセスポイントととして採用されました。
プラントの屋内にはPCWL-0400が設置され、プラント屋外にはIP67相当の防塵・防水性を備えているPCWL-0410が設置され、1㎞×500mの連続WiFi環境を合計50台のPicoCELAでカバーすることができました。他社の無線LANアクセスポイントの提案と比べたところ、有線LANケーブルは80%削減でき、構築工数は1/3に短縮できました。
本適用例に興味がある方は以下の詳細をご覧の上、SCSKまでお問い合わせください。
お客様の課題:
・プラント全体をカバーする連続WiFiを構築する場合、他社製品であれば、アクセスポイント間を有線接続しなければならず、コストと工期の負担が大きくなることが予想されていた
導入構成:
・PCWL-0400 10台
・PCWL-0410 40台
有線接続はPicoCELA8台のみです。メッシュWiFiを実現するためにPicoCELAを7つのグループに分けて無線中継を行い屋内外の無線LANネットワークを構成しています。
※PCWL-0410については以下をご覧ください。
※PCWL-0400については以下をご覧ください。
PicoCELAの採用メリット:
・他社製品と比べアクセスポイント間のLANケーブルが必要なくなった
・無線LANアクセスポイントの数は他社製品と比べ50%削減できた
・有線LANケーブルは他社製品と比べ80%削減できた
・構築工数は他社製品と比べ1/3に短縮できた。