インターネットを必要としている施設は地上にある施設だけではありません。今回は、海上施設でメッシュWi-Fiを取り入れた事例をご紹介します。
ラグナマリーナは、海に面したレジャー施設です。地上にはクラブハウスを始めとする様々な娯楽施設があり、桟橋からはボートやヨットに乗ってマリンスポーツに出かけることができます。そのボートやヨットの入出港の手続きを行う桟橋にて、Wi-Fiのネットワークが求められていました。桟橋とは、海の上にせり出している短い橋のような構造物です。行楽地のアヒルボートに乗る際に渡ったことがある方も多いかもしれませんね。桟橋の作り方にもよりますが、人の体重や波の影響を受けて、揺れます。
そのような揺れる場所にインターネットのケーブルを張り巡らせることは非常に難しく高価になるため、ラグナマリーナではこれまでWi-Fiの導入に頭を悩まされていました。とある見積もりでは1000万円を超える設備投資費を求められたとのことです。
そのような状況の折にPicoCELAを見つけていただきました! PicoCELAのメッシュWi-Fiでは、親機(メインルーター)さえケーブルにつながっていれば、ネットワークエリアを広げるための子機(サテライトルーター)を電源につなぐだけで広範囲なWi-Fiネットワークを構築できます。ケーブルがないので波の影響も受けませんし、大掛かりな設備工事も不要です。
PicoCELAのメッシュWi-Fiアクセスポイントには「PicoCELA Backhaul Engine (PBE)」という特許取得の無線メッシュ技術が用いられており、品質は確かです。今回の事例では、屋外向け製品の「PCWL-0410」をご利用いただきました。地上のクラブハウス近くに親機(メインルーター)を置き、そこから子機(サテライトルーター)でメッシュWi-Fiのネットワークを広げて複数の桟橋をカバーしました。たった5台の機器で賄えましたので、費用を抑えることもできました。
行楽者が桟橋に停泊中のヨットの中でも快適なネットワークを利用できれば、動画を見たり、ビデオ電話をしたり、さらに自由に楽しく過ごせること間違いなしですね。
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